2014年7月22日火曜日

MKC マコーミック・アンド・カンパニー 分析その2

しばらく間が空きましたが、以前レビューしたMKCの続き。

MKCのミッションは"To save your world from boring food!"です。しかし米国人にそう言われてもなあ・・・。米国人からそれ聞いてフムフムと頷くのは、イギリス人だけじゃないのか。
気を取り直してRevenueです。以下グラフはモーニングスターのサイトがソースです。
2009年に若干の足踏みがあったものの堅調に右肩上がりです。なにやらCCIとかいう生産性向上プログラムに取り組んでいて、年間最低$45Mのコストセーブに挑んでいるようです。で、セーブできた分を新たなブランドや企業買収に充てているとのこと。Good!

次に一株当たりの指標。
2007年にFree Cash Flow(FCF)が凹んでいます。結果FCF配当性向が70%を超えています。Annual Reportで確認すると、$30Mほどのインセンティブの埋め合わせ(従業員への支払い?)があったのと、$41MほどのIncome Taxの増加、あとSalesのタイミングで、売掛金のままのものが多かったらしく、いずれにせよ一時的なので、問題なさそうです。

ROE。GIS(ジェネラルミルズ)、NSRGY(ネスレ)と比較しています。特に感想無いので、日本の企業を参考までに述べると【2802】味の素は前期6.93%、【2229】カルビーは前期13.7%です。
次にBS。ソースはYahoo Finance、項目はアレンジしています。

2012年から13年にかけて、BSは7%大きくなり、純資産は15%増です。なんか流動性資産が流動性負債に比べ低めだけど、食品や生活必需品とかの企業のBSは、こんなもんなんでしょうか。

最後に今後の新たな試みとして2013年度のCash flowのウォーターフォールチャート。(ソースはAnnual Report、項目は適当にアレンジ)

配当と自社株買いは、operating activitiesで稼いだ範囲でおさまっています。

いま個人的に、自社株買いが収入等に対しどれくらいの割合が健全か・・・がホットトピックになってきたので、これについてはまた別の機会にまとめてみたいと考えています。まとまらなかったら都合よく忘れますが・・・

MKCは日本時間の7/21時点でTrail PERが23.4、20あたりにまで落ちてきてほしい。弾は込めてある。

情報開示:GIS49株保有

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