2016年1月9日土曜日

米国の連続増配当株式のセクター別調査 2015年末

Yo, cut it
Soy un perdedor
I'm a loser baby, so why don't you kill me?

『Loser』 played by Beck

以前に米国の連続増配当株式のセクター別調査と題して、David Fish氏によるDividend Champions Listをもとに、10年以上連続増配している銘柄をレビューしましたが、あれから約一年たったので、フォローアップしてみます。 投資するうえで、ほとんど何の参考にもならないかとは思いますが。

ソースは、いつも参考にさせていただいているDavid Fish氏によるU.S.Dividend Championsの12/31/2015更新のリストになります。

結果は以下の通り。



オレンジ色が一番多いセクターになります。単位は銘柄、つまり10年以上連続増配をしているのは357銘柄ということになります。ネットで一年前より5銘柄増えています。


10年以上増配している銘柄のセクター別の割合
では、今回新たに10年以上に加わった面々を紹介します。



おめでとうございます‼

あなた方は晴れてThe 3rd Man's Fundに獲得される権利を勝ち得とりました。ブラボー‼ ・・・って誰も喜ばないか。

簡単に10年といっても、その間に未曽有の金融危機がありましたからね。それでも増配し続けたのはたいしたものです。

10年前の2005年というと...

  • ジュニア・ブッシュが2期目の合衆国大統領に就任、メルケルさんがドイツ首相就任
  • 京都議定書発効
  • 島根県で竹島の日条例成立、中国で反日デモ頻発
  • 普天間⇒辺野古崎で日米基本合意
  • 福知山線脱線事故
  • ロンドン同時爆破テロ、バリ島で爆弾テロ
  • ハリケーン「カトリーナ」

なんてことがありました。このあたりから東アジアで歴史問題をめぐる緊張が高まってきたんですね。へえ、メルケルさん、結構長いんですなあ。いまは第3期目みたいです。

このころは仕事が忙しく、社会情勢がどうなっているのか、ろくに注意を払ってなかった。まだ投資は始めていませんでしたね。定期預金すらやっていなかった。給与はみずほ銀行の普通口座に振り込まれて、必要な分だけ使って、あとはほったらかしでした。

日々気ままに生きてましたなあ。

連続増配半世紀以上の銘柄も一年前から2つ増えていました。ホーメル(HRL)とFarmers & Merchants Bancorp(FMCB)です。ただ、FMCBは今年のリストで51年連続増配となっていますが、去年のリストでは17年連続だったので、どちらかが間違っている可能性があります。面倒なので調べませんが。

FMCBを含めた連続増配50年以上のセクター別割合は:


50年以上増配している銘柄のセクター別の割合
さて、新たに10年以上増配リストに加わった銘柄があれば、増配ストップでリストから外された銘柄ももちろんございます。コモディティ価格の下落、中国をはじめとする新興国の経済スローダウン等々、世の中は厳しいのです。

姿を消した面々は以下の通り。



ああ、Safeway、なつかしいです。米国留学中、近所にあったSafewayでよく買い物しました。ダノンのヨーグルトをたくさん買ったなあ。おそらくFolgersコーヒーも。


上記リストのうちオレンジでハイライトしているものは、ティッカーコードの変更でリストから消されているだけです。あと米国外の銘柄(NSRGYなど)は、増配していたとしても、ひょっとしたら為替の影響でリストの対象外になってしまったのかもしれません。ズボラなので調べる気なし。

それ以外の、増配できずに投資家をがっかりさせた銘柄の経営陣の皆々様方に置かれましては、Beckの『Loser』を歌いながら反省されたし。もちろんサビの部分は、ビデオクリップの女の子たちと同じ振り付けをしながらシャウトするように。I am a loser, baby!!!

最後に5年ごとに区分けした銘柄数。去年との比較。

情報開示:とくになし


Special thanks to Mr. David Fish for updating the U.S. Dividend Champions list.  Without the list, I am as blind as a bat.

【関連記事】米国の連続増配当株式のセクター別調査

Appendix


各増配年数以上でセクターが占める割合

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