2018年3月29日木曜日

ポートフォリオの再編成 戦力外通告第一弾《春なのに》

実際、株の話は90秒もあれば足りる。どこかの株を買うことにしたというなら、なぜそう決断したのかを小学校五年生でも理解できるシンプルな言葉で、そして小学校五年生が飽きてしまわないように手早く説明できるようにすべきだ。
ピーター・リンチ『ピーター・リンチの株の法則』平野誠一・訳 ダイヤモンド社
年初に書いたように、今年の前半はThe 3rd Man's  Fundに新規の資金を投入しないので若干ヒマ(これは往々にして株式投資においては危険な兆候なのだが…余計なことをしてしまうという意味で)なのと、最近みた農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドの紹介動画等の影響を受けて(参考記事『新たなる情報源 ー農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドー』)、ポートフォリオの構成銘柄の見直しに着手しました。

私の投資方法は、将来、長きにわたって配当をちゃりん・ちゃりーん♪(おい、アタマにこびりついてしまったぞ、まったく)してくれる銘柄を保有しつづけるというものです。

ですので基本的に銘柄選択は、過去増配を継続している銘柄をスクリーニングすることが多く、結果、米国の比較的大きな企業のものが中心になっています。

ただ結果的にそうなっているだけであって、米国株式銘柄のみというわけではありません。というか、The 3rd Man's  Fundの筆頭銘柄はリロ・グループ(8876)です・・・おい、ちったあ、ブログの空気を読め。

ということで基本的には国籍を問わず、世の流行り廃りを横目で見ながら、地道に、しかし確実にちゃりん・ちゃりーん♪し続ける銘柄ということになります。これにあてはまる銘柄、というか企業は、何らかの強みを持っていないといけません。でないと、競合他社との競争に巻き込まれ消耗戦を強いられることになり、ちゃりん・ちゃりーん♪の心地よい音色が小さくなってしまいます。

そう、強み、小学五年生にも飽きてしまわれないよう手早く説明できるくらいの簡単かつ説得力のある強み。90秒で説明できるやつ。

その観点からThe 3rd Man's  Fundの構成銘柄を見渡してみると、いささか不安になる銘柄がチラホラ見受けられます。そのうちの一つが明光ネットワーク(4668)です。

この銘柄は、『トキとスズメの法則 - NISA枠獲得候補 【9795】(株)ステップ』等で書いた通り、日本の教育はガラパゴス化が進んでおり、一朝一夕に変化しそうになく、少子化が進む中でますます日本人のCapitalがAllocateされる分野であるという判断のもとで、株主還元に意識が高い銘柄ということで選択しました。

問題は、競合他社がひしめく状況下で、90秒で説明ができるこれといった特徴というか強みが見受けられないことです。少なくとも私には見つけられない。

一方で同時期に獲得したステップ(9795)は、


  • ガラパゴスの中でさらにガラパゴスの神奈川県限定で着実に地盤を固めている
  • 質の良い講師をアナログな努力で確保・育成したうえで、ゆっくりと勢力を広めている


という、ある意味とてもエッジの効いたサービスを提供しています。



20年後の世界に耳を澄ませば、9795の奏でるちゃりん・ちゃりーん♪の音色が、4668のそれよりはっきりと聴こえてくる気がします。まあ、相模原トラフでなにかあったり、ゴジラ(第四形態)が鎌倉に上陸した場合は致命的なダメージを受けるかもしれんが・・・。

というわけで明光の全保有株式200株を放出し、それを原資に9795を200株追加獲得しました。

4668は初回投資から約2年、平均購入単価に対し約12.6%のキャピタルゲイン、通算配当金は12,503円でした。私としては上出来です。

The 3rd Man's  Fundでは、特殊な事情があったドクターペッパー・スナップル・グループ(DPS)を除き、初の全株放出の銘柄となりました。投資方針の戦略の売却してよい理由4と戦術12に引っかかってしまったという恰好です。

今後も公私ともども忙しくなりそうなので、しばらくは保有銘柄数量を調整していくことになりそうです。春なのに、おわかーれですか・・・。

情報開示:この記事を書いている時点で9795 x 300株、8876 x 1,000株保有

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