2014年5月14日水曜日

緊急補強候補銘柄 PG (Procter & Gamble Co.)の分析

先日のエントリーで述べましたとおり、今週1銘柄をThe 3rd Man's Fundに加えます。結論から申しますとPG (Procter & Gamble Co.)に決定しました。 5/8から複数回にわたり何故PGになったかをレビューしています。 かなり駆け足で調べたので(実質細切れ数時間)、思いっきり簡易調査です。突っ込みどころは満載かと思います。突っ込んでいただければ今後の糧にします。

PG (Procter & Gamble Co.)

午前五時二十五分、先頭の艦が近づいた。戦艦ではない。だが、巨大な司令塔とうねり上がった艦首は、日本が誇る重巡である。鋼鉄の重量感にあふれ、黙々と南の海をきりさいて戦場に向かう姿に、マクントリック艦長はつぶやいた、「美しい、じつに美しい」。 
児島 襄 (著) 『太平洋戦争(下)』 中公新書 1966年 P264
PGの2013年度のAnnual reportをささっと斜め読みしました。

以下の5つのグローバル事業部(Global Business Unit)に分かれています。私も知っているリーディングブランドとともにまとめました。
  1. Beauty・・・スキンケア・ヘアケア・香料など。Max Factor、Pantene、SK-II
  2. Baby, Feminine and Family Care・・・おむつ・生理用品・ペーパータオル・トイレットペーパーなど。Pampers
  3. Health Care・・・オーラルケア・サプリなど。Crest、Vicks
  4. Grooming・・・ひげそり関連 Brown、ジレットのFusion
  5. Fabric and Home Care・・・洗濯や食器用の洗剤、乾電池など。乾電池!? Tide、Ariel、Duracell
北米市場が39%、たぶん米国は30%程度っぽいです。なので先日レビューしたCLXと比べると 、とてもグローバルです。それで世界のマーケットをdevelopedとdevelopingの2つのエリアにわけています。面白いですね。どういう基準でわけているのだろう?

乾電池のDuracellがPGというのは初めて知りました。ちょっとびっくり。

Revenueを見てみます。モーニングスターのサイトがソースです。



うーむ、頭打ちですね。
だからでしょうか、Annual ReportではProductivityの向上が強調されていました。

曰く:
  • 2013年度末までにNonmanufacturingの7,000のRole(職種?)を整理した
  • $1.2billionの売上原価をSaveした
  • マニュファクチュアリングの生産性が7%アップした
等々です。そしてさらなる生産性を高めるプロジェクトを全事業部あげて実行するみたいです。上記は単なるmilestoneであって"We know we can do more"とCEOが言っています。

えーと、PGの従業員の方々にはいささか同情します・・・しかし生産性が上がればCashがGenerateされる余地は増えるでしょう・・・なんか、あくどい人間になってしまった気がするな・・・。

私が今回最終的にPGを選んだ理由、それは以下のEPS、一株当たりの配当及びフリーキャッシュフロー(FCF)を見たからです。モーニングスターのサイトがソースです。

配当の安定した伸びと、潤沢なFCF。さらなる生産性の向上でCashはGenerateされ続けることでしょう。
美しい、実に美しい。

この美しさに58年連続増配の実績があるので、まあ、やっぱりPGですね。

情報開示:PG50株保有


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